第2回「友達」
団体行動は苦手だし、つるむのが嫌い。
お酒も飲まない。
なので、友達と呼べる人は極めて少ない。
それで別に困ったことはない。
パートナーと若干の知り合いがいてれば、
生きていけるのだ。
友達信仰の強い人の話を聞いていると、
友達は困ったらみんなで助けてくれたり、
悩み話を聞いてくれるらしい。
そういうことなら、
あんまりそういうのは、いらないなと思う。
自分のことは自分で解決したい。
自分の人生で友達と呼べる
数少ない人達とは、
共通の分野や人生観で
影響や刺激を受け合った仲間だ。
そこには程よい緊張感があるので、
一緒にいても愚痴や相談なんてことには
ならない。
そして魂の部分で繋がっているので
しょっちゅう会うわけではない。
それが友達。
つい最近。
遠方に住む一番の親友が亡くなったと
人づてに聞いた。
重い病気の末の最期だったらしいが、
病床からの連絡はなかった。
私はそれを、薄情だとは思わない。
自分もそうするだろうと思う。
大切な友達を困らせたくないからだ。
南郁夫
野球観察者
スポーツと健康のWEB &FREEマガジン「K!SPO(ケースポ)」で野球コラム掲載中
*ある朝、歯を磨きながら、ふと「友達って何かな」と思った。
いろいろな経験を積んできたミナミさんはなんて書くのか
興味津々でした。
*このブログは私がミナミ氏に「お題」を出して
ちゃっちゃと書いてもらおうという企画です