ミナミサンのいうとおり!?

「K!SPO」等の野球コラムで人気のライター南 郁夫氏に、日常のあれこれをテーマに綴ってもらってます。

第6回「カルテット」

ドラマ「カルテット」に 「みぞみぞ」している人は たくさんいると思う。 いよいよ最終回らしいが 久しぶりに 「一瞬も見逃せない」「聞き逃せない」 ドラマであった。 ずっとその世界に浸っていたいか? がドラマの判定基準だと思うが、 四人の暮らしを永遠…

第5回「ミレービスケット」

たまたまスーパーで見つけて そのパケージの「昭和感」につられて 購入した、ミレービスケット。 食べてみると止まらない。 「なぜ今までこれを知らなかったのだ?」 というほどの驚きの味覚と食感で あっという間に一袋を完食してしまう。 調べてみると高知…

第4回「嘘」

大人たちはことあるごとに子供に 「嘘つきは泥棒の始まりだ」と言い、 嘘がいかに悪いことかを教え込む。 しかし子供が 「勉強なんてしたくありません」 「あんたみたいな大人になりたくありません」 「まだ泥棒の方がマシです」 などと正直に言うと、 烈火…

第3回「散歩」

考えてみれば メシ食って やらねばならぬことして 好きなことして 散歩して 寝て を延々くり返して、私の人生はできている。 散歩は小学生の頃からしていた。 散歩する小学生を、想像できるだろうか。 散歩とは 決して目的があってはならない 行き先があって…

第2回「友達」

団体行動は苦手だし、つるむのが嫌い。 お酒も飲まない。 なので、友達と呼べる人は極めて少ない。 それで別に困ったことはない。 パートナーと若干の知り合いがいてれば、 生きていけるのだ。 友達信仰の強い人の話を聞いていると、 友達は困ったらみんなで…

第1回「春の予感」

寒さが苦手なものにとっては、 あまりにもあまりにも長すぎる冬。 首をすくめたり、手をもんだり、背中を丸めたり。 あれこれ着込んでいるうちに、外出を断念したり。 もう「南への逃走」しかないと本気で決心しそうな、 限界ギリギリで気絶寸前の、その頃合…